野遊びアルバム3

野遊びって「 野に出て、草を摘んだり会食をしたりして遊ぶこと」の意味合いが一般的ですが、ここでは「自然観察」がテーマです。 yahooブログより2019年6月に引っ越してきました。 自然の生き物たちの観察をし、季節の移ろいを感じるがままにピンポケ写真におさめ健康管理ボケ防止のため、拙いブロクを続けていければと思っております。 ブログ開設者:tsuka

カテゴリ: シダぁ

ノキシノブ(軒忍)
ウラボシ科 ノキシノブ属

シダの仲間といわれてもどこが?ですね。一般のシダと比べ姿や形が
まるで異なりピンときませんが、葉の裏をみるとなるほど丸い大きな
ソーラスが行儀よく並んでいます。人家の軒下や樹の幹に着生し
花や実がつかず、胞子で増えます。

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葉裏にソーラス(胞子嚢)が
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こちらは葉先が丸いのでヒメノキシノブのようです。
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コウヤワラビ(高野蕨)
オシダ科 コウヤワラビ属

谷戸の水田脇の流れにそってコウヤワラビが生えていて葉は普通のシダだが
これは栄養葉で葉が二形性である。栄養葉と胞子葉の発芽時期は異なり、
胞子葉は秋に出て冬のコウヤワラビは枯れてこんな姿となっている。
タコの足と勘違いしていたが、最近になりその正体が判明した。

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シノブ(忍)
シノブ科 シノブ属

樹の幹にシダが着生していた。見覚えがあり樹皮上に生育する
シノブと分かる。自生とは思うがこの辺りでは初めて出会った。
鱗片が一面に生えた太い茎の所々から葉を出していた。古くから観賞用
に人気があり、涼し気な葉を茂らせた吊るし玉、風鈴は夏の風物詩ですね

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ヒメカナワラビ(姫鉄蕨)
オシダ科 イノデ属

植生擁壁の一角に端正なシダを見つけた。ヒメカナワラビのようだ
このあたりではここ以外見たことがないので、当地ではめずらしい
つやのある葉は硬めで革質。羽片の基部の前側に耳状突起があり
小羽片の先は棘状にとがる。

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羽片の基部の前側に耳状突起
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ソーラスは小羽片の中肋寄りにつく
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葉身は枯れても葉柄は残存するようだ
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ヤマイタチシダ(山鼬羊歯)
オシダ科 オシダ属

シダの仲間は均整がとれた姿かたちが美しく魅力的ですが
いとこ、はとこが多く、細やかな観察が苦手でいつも種の特定に
なやまされます。イタチシダの仲間は数種ありますが、
ヤマイタチシダが個体数も多く、特徴も一致するようです。

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